2016年春・日本留学&就職フェアin Seoul開催ご挨拶
  2016/02/01 161  
フェア開催のご挨拶
日本と韓国が仲良しになって欲しい。そのためには人的交流に努めなければならない。このような念願を込めて韓日協会は1971年にスタートしました。その間、様々な事業を行って参りましたが、20年くらい前からは韓日間の教育交流に、さらに力を入れています。お陰様で日本学生支援機構(JASSO)から「日本留学試験(EJU)」や「日本留学フェア」の韓国実施を委託されており、国際交流基金や日本語教育振興協会、全国専修学校各種学校総連合会、東京都専修学校各種学校協会など機関・団体との協力体制で日韓の教育交流に努めて参りました。
私は20年くらい前から韓日協会の仕事に携わっていますが、個人としては1984年から「海外教育事業団」を設立し、日本留学をはじめとする出版・留学説明会開催などで教育交流に専念して参りました。特に「日本留学説明会」は10年以上も春・秋と続けて開催してから、今のJASSO主催の「日本留学フェア」に統合された形になりました。
振り返ってみますと、30余年の間に韓国から日本への留学生の姿はいろんな変化を見せて来ました。韓国の88オリンピック開催を期して海外への留学が増え始めている中、日本への留学も段々と増えて行きました。韓国の経済力の発展と共にその数は急速に増えまして2010年頃をピークに少しずつ下降を見せて2011年東北大震災の影響により底を打つ感じでしたが一昨年から徐々に戻りつつおります。
韓国では日本への留学だけでなく海外留学そのものが一時の流行からは変化を見せて、実利的な要素を重んじる実用留学に変化している感じです。日本で学ぶことの価値、留学後の日本での就職などを考える堅実な学生が増えております。これは日本留学の成熟度を意味することだと思われます。
韓国では若者の就職がままならないこと、また政府から海外への就職を奨励する政策がある中、日本ではグローバル時代の高度人材を外国人から求めるニーズがあることで、韓国から日本への就職を希望する人が増えています。また日本留学においても将来の日本での就職までを視野に入れたい学生も増えています。そのような学生が増えることを期待しています。
このような状況の中で、韓日協会は日本学生支援機構(JASSO)などの後援をいただいて、春版として「日本留学&就職フェア」を企画しました。日本から多くの教育機関・企業が参画され、留学及び就職が増えることは、日本と韓国が仲良くなる、共同繁栄の基盤になることと願いながらこのフェアが成功するよう最善を尽くしたいと思います。
同封する「出展のご案内」をお読みいただき、またフェア公式ウェブサイトの内容や「フェア開催・参画要項」をダウンロードしお読みください。もしお分かりにならないことがありましたら韓日協会までお問合せください。
2016年 元旦
社団法人韓日協会 理事長 宋 富永

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